新町宿
日本橋から数えて11番目の宿場。深谷宿からは約19キロ。
江戸時代に指定され、中山道で最も遅く成立した宿場。名前の由来も一番新しい宿場という説が濃厚。
神流川の水害が多かった。




◆新町宿 常夜灯

神流川を渡った後、国道と旧中山道の分岐点に存在している。

◆八坂神社

常夜灯を過ぎた後、旧中山道沿いにある神社。
大きな柳の大樹があり、柳の茶屋があった。
また、芭蕉句碑が存在している。
傘(からかさ)におしわけ見たる柳かな。


◆明治天皇新町行在所

明治天皇は、明治11年8月から11月に北陸・東海地域の御巡幸を行っている。
新町に滞在した際に宿泊した場所。整備されており趣がある。


◆高瀬屋跡

小林一茶が宿泊した高瀬屋の跡。
一茶は、信濃国の俳人。
手枕や小言いうても来る螢。
夜の五更(午前4時)頃に起こす者あり。
目を覚ますと専福寺の提灯を持った数人の人がいた。
新町宿東端の神流川岸にあった木造の灯籠が度々の洪水で流失するので、石灯籠を建てるため寄付をお願いされる。
一度は断ったが、少ない所持銭より十二文を寄進することになった。
この際に十六文の寄進を十二文にまけてもらっている。一茶らしい。

◆小林本陣跡

新町宿の本陣跡。看板に小林本陣の間取図が掲載されている。建坪135坪余。

◆スリーデーマーチ

スリーデーマーチ(歩け歩け)発祥の地として記念碑が置かれている。スリーデーマーチは毎年、埼玉県東松山で開催されている。

◆川端家住宅

国登録の文化財。白壁の美しい塀で囲まれた建物。江戸時代から昭和初期に建てられた。



戻る inserted by FC2 system